葉酸が足りないと胎児にリスクが…!!

葉酸が体内から失われる原因とは?失われて起こる弊害とは?

葉酸は経口摂取することで腸から吸収され体内に貯蔵されます。
使われる量の方が多いため欠乏を起こしやすく日本人は摂取目標量の半分も摂取できていないとされています。
また、日本人は葉酸を体内で使うのが苦手の体質の人が多いそうです。

葉酸って本当に大事なの?
葉酸が体内から無くなるとどうなるの?

という疑問解決のため葉酸が体内から失われてしまう原因とそれによって引き起こされる弊害を調べてみました。

葉酸が失われる原因

プレママが葉酸を摂取することで赤ちゃんの神経管閉鎖障害になる確率を下げたり、ビタミンB12と一緒に血を作ったり、細胞の生成に関与している葉酸、効果的に摂取するためにも失われる原因を把握し、排除していきましょう。

アルコール依存症

アルコールは葉酸の吸収を阻害する上に、アルコールを代謝するために葉酸が使われてしまいます。
体内で貯蓄された葉酸が消費されてしまう上に新たに吸収することもできなくなります。
アルコール依存者は食事を取らずにアルコールを摂取し続けることが多いため体内の葉酸が欠乏してしまうのです。

アルコール依存症とまではいかなくても、お酒好きの人は注意したほうが良いでしょう。

飲むときは意識的にお酒のつまみとして、ほうれん草の胡麻和えやイヨカンを机の上に常備して気が向いたら食べるなどすると良いかもしれません。

単純な摂取不足

葉酸は主にほうれん草や納豆などから簡単に摂取できます。
しかし、生野菜や柑橘系を摂取せず、インスタントラーメンや炭酸飲料などの偏った食事ばかりしていては葉酸不足になってしまいます。

妊娠・授乳によって供給量を上回る

妊娠中は赤ちゃんの体づくりのために日々供給され続けています。
また、授乳中は赤ちゃんを育てるために葉酸が使われるため葉酸不足になりがちです。
母乳は毎日赤ちゃんには必要な物なので、与えるたびに葉酸は減少していきます。

「葉酸の恵み」のようなサプリで葉酸を効率よく補充しましょう。

病院で処方された薬の副作用

ガンやリマウチには「メトトレキサート」という薬が処方されることがあります。
メトトレキサートは葉酸本来の細胞の生成・再生を行う働きを抑えるために代謝を阻害し、炎症を起こしている細胞を減らす・活動を減らすことが目的で投与されます。

そのため、葉酸が減ってしまい副作用として肺炎や肝障害、口内炎、嘔吐などの症状が出ることがあります。
副作用が強く出る方やメトトレキサートを多く投与しなければいけない方へは葉酸製剤を併用することもあるようです。

妊娠中の服用は禁止、妊娠を希望している方(男女問わず)への投与は要相談となっていますが流産や奇形が誘発される可能性があるため服用3か月以内の妊娠は避けるようにと添付文書にも記載されています。

偏頭痛や通風関節炎などの鎮痛目的で使われ、よく名前の効くアスピリン、胃酸過多で起こる胃炎や逆流性食道炎の際に処方される制酸剤には葉酸の働きを阻害することが分かっています。

また、てんかん発作のけいれんに効果的な抗けいれん薬には葉酸の吸収自体を妨げてしまう副作用があります。

妊娠を希望している期間中にリウマチや乾癬、胃痛や頭痛が起きてしまった場合には医師にその旨を伝えましょう。
葉酸の吸収を阻害するような薬の処方はできるだけ控えてもらうほうが良いでしょう。

葉酸が欠乏することで発症する可能性がある病気や疾患

米国ではよく食べられるトウモロコシなどの穀物に葉酸が添付するよう米国食品医薬品局が要請するほど大切な葉酸。
日本では妊娠前からの栄養補助食品からの摂取を推奨されていますが妊娠前以外でも葉酸は身体から必要とされています。

そんな葉酸が欠乏した場合、どのような病気や疾患があるのでしょうか。

巨赤芽球性貧血を引き起こす可能性が!

葉酸もしくはビタミンB12が少なく正常な赤血球が作られずに貧血になってしまう病気です。
日本では比較的少なく高齢の方、小さい子供に多い貧血と言われています。

巨赤芽球性貧血は自覚症状が少なく症状が進行すると一般的な貧血時に起こる息切れや舌がピリピリする症状が出現します。

長期化すればするほど回復に時間がかかるのでただの貧血と放っておかずに病院で医師に相談しましょう。

母体の葉酸欠乏による胎児の神経管閉鎖障害発症リスクが!

日本では0.06%の確率で神経管閉鎖障害の赤ちゃんが生まれています。

欧米では多い疾患でしたが研究が進み、予防として葉酸を摂取することにより、ここ10年で10分の1まで発生率を下げています。
葉酸不足が神経管閉鎖障害を引き起こしている可能性があるようです。

しかし、日本では反対に神経管閉鎖障害の赤ちゃんが増加傾向にあります。
日本食は多く葉酸を摂取することができましたが、ここ最近で食事の欧米化が進み葉酸摂取量が足りなくなってしまったことが原因のようです。

葉酸は先天性の病気にも関わっているのですね!

因果関係が研究されている疾患

現時点では、十分なエビデンスはありませんが、葉酸は快楽物質として有名なドーパミン、ノルアドレナミンの生成に関わっており、うつ病患者は健康な人より葉酸が少ない傾向があると言われています。

他にも、葉酸の他にビタミンB6、ビタミンB12を併用しバランスよく摂取することで血液中のホモシステインが低下し脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患のリスクが低下するのではないかと研究が進められています。

葉酸不足は様々な疾患をもたらし、体に悪影響を及ぼす可能性があるのですね!